【究極の真実】正しいことを言っても子どもは話を聞いてくれない
・子どもと出会ったはじめの時期はしっかりとルールを伝えよう
・まずはじめには学級のルールをおさえることから始めたい
・子どもたちには正しいことを伝えていきたい
そんな風に意気込んで教壇につく先生が多いでしょう。
特に初任者の先生や講師の先生にはそういう「はりきった先生」が多いように思います。
そんな「ルール」や「正しいこと」を大事にしようと考えている先生に「究極の真実」を伝えます。
【子どもたちは「正しいこと」に納得していない】
驚かないでください。
子どもたちはあなたの話している「正しいこと」を聞いていません。
子どもたちは純粋です。
そして、先生という立場の人間を「先生」として見てくれています。
小学校低学年なんかは特にそうです。
だから先生の言っていることは「聞いて」くれます。
いや、
一見聞いてくれている「ように見える」
と言ったほうが正しいでしょう。
先生もその場におとなしくいてくれる子どもが多いので「聞いてくれている」ように思い込んでいます。
しかし、それは
ただ「聞こえている」だけで「聞いている」わけではない
のです。
特に「廊下は走ってはいけない」「人にいじわるしてはいけない」というような「正しいことを伝える」場面では顕著です。
「聞いている」だけで、「納得してはいない」
ということを先生は肝に命じる必要があるでしょう。
【子どもに納得してもらうには】
では、先生が正しいことを伝えようと思ったとき、どうすれば子どもたちはその話に「納得」してくれるでしょうか。
その答えは、あなたが子どもだったときのことを思い返してみてください。
そこに答えがあります。
あなたはどんな先生の話に納得し、腑に落ち、行動に移そうと思いましたか?
理路整然と正しいことを伝えてくれる先生の言うことに納得していましたか?
子どもが納得して話を聞いてくれるかどうかで最も大事なのは、
その先生が好きかどうか
です。
これは極論ですが、真実です。
その先生が言っていることが正しいかどうかなんて関係ないんです。
好きな先生が言っていることは内容はともかく聞く
嫌いな先生が言っていることはいくら正しくても聞かない
改めて、若い先生が気合をいれるあの言葉を考えてみます。
・子どもと出会ったはじめの時期はしっかりとルールを伝えよう
・まずはじめには学級のルールをおさえることから始めたい
・子どもたちには正しいことを伝えていきたい
それらはどれも大事なことですが、さらに大事にしなければならないことがあります。
・子どもと出会ったはじめの時期はしっかりとルールを伝えよう
→しっかりルールを伝える前に先生として好かれよう
・まずはじめには学級のルールをおさえることから始めたい
→学級のルールの前に好きになってもらおう
・子どもたちには正しいことを伝えていきたい
→正しいことを伝える前に好かれる話をしよう
以上、学校現場では誰も教えてくれない究極の真実をお伝えしました。
子どもの前に立つとき、少し意識してみるとあなたの行動が変わるかもしれません。
これを読んでくださったあなたが子どもといい関係になり、幸せな先生ライフを送ってくださることを願っています。
それではまたっ!!