さすらい先生のHappy Life

先生であり、パパであり、男であり、ヒトである。みんながHappy Lifeを送れるように発信してみます。

【学級経営の基本】先生は◯◯を守れ!

学級担任として大切にしなければならないものって本当にたくさんあります。

 

・生徒指導

・授業準備

・子ども理解

・係活動…

 

「大切にしなければならないことって何ですか?」

 

そう100人に聞いたら100通りの言葉が返ってきてもおかしくありません。

 

そんな答えのない問い。

 

その答えを書きます。

 

 

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【学級経営の基本中の基本】

学級担任たるもの

 

「時間を守れ!」

 

これが私の答えです。

 

・時間を守るってどういうこと?

・授業時間なら一応守ってるけど…?

 

そんな答えが聞こえてきそうですね。

 

なぜ、「時間を守る」ことが大切なのか。

 

時間を守ることは「人権を守ること」

 

子どもたちにとっての時間はいろいろあります。

 

・授業の始まり

・授業の終わり

・朝読書の時間

・休み時間

・給食の時間 など

 

それらの決められた時間をそのまま保障してあげようということです。

 

これは私自身の反省でもありますし、他の先生の授業を見たりするときもそうですが、

 

時間を守れていない先生があまりにも多い

 

ことに気づきます。

 

・終わりのチャイムが鳴っていても平気

・給食が始まっていてもまだ授業をしている

 

そんな光景をよく見ます。

 

【時間を守っていないくても子どもは案外平気?】

では、時間を守れていない先生に対して子どもたちは不満を持っているか?

子どもは時間に対して神経質になっているか?

 

そう考えると、案外そうでもないかもしれませんよね。

 

・授業時間を過ぎても静かにしてくれている

・休み時間に集めてもすぐ集まってくれる

 

子どもたちってそこまで時間に敏感ではないのかもしれません。

 

だから、時間に鈍感な先生があまりにも多いのでしょう。

 

でも、そこに教師の怠慢が生まれるのだと本気で思っています。

 

【時間は人生そのもの】

だからこそ、教師は改めて「時間」について考えなければならないのです。

 

ある本には

 

「命は時間だ」

 

と書いてありました。

 

子どもは子どもの人生を生きています。

 

学校に来てくれているのだって、子どもの人生です。

 

その学校の中では「授業時間」が決まっていますよね。

 

でも、それって「学校の都合」「大人の都合」で決めているものです。

 

大人の事情で「子どもにある時間を強制している」わけです。

 

ですから、それ以外の「子どもの時間」は子どもの自由にしてあげる、というのは大原則であるはずです。

 

【子どもの時間を守る具体的な3つのポイント】

・授業の終わりのチャイムを守る

授業の終わりは絶対に守りましょう。

 

チャイムがなった時点で子どもの集中は0になります。

 

そうでない子もいるかもしれませんが、「チャイムがなった時点で集中が切れている」ことは間違いありません。

 

それでも、「授業をここまで進めたい!」と授業をするのは教師の勝手です。

 

チャイムがなった後の内容は、次の時間のはじめにやりましょう。

 

チャイムの後に無理やりするより、次の時間にする方がまちがいなく、子どもの頭に入るでしょう。

 

・休み時間の活動はあらかじめことわってからする

「休み時間は子どもの時間」

 

ですが、それでも休み時間に何かをしなければならないことってありますよね。

 

・委員会の活動

・式の準備や片付け

・地区の集まり など

 

それらは当たり前のように休み時間にされています。

 

でも、それは「子どもの時間を奪っている」ということに敏感になるべきでしょう。

 

「休み時間なのにごめんね」

「集まってくれてありがとう」

「5分で終わるからよろしくね」

 

そう、前もってことわりを入れてから活動に入りましょう。

 

「この先生は自分たちのことを大事にしてくれるんだ」

 

そう、伝わることが大切なことです。

 

・休み時間に食い込んだ場合は、その時間分の休みを確保する

それでも、どうしても休み時間をけずらなければならない場合ってありますよね。

 

そういう時には、必ずその分の時間を確保してあげましょう。

 

「5分のびちゃったから、5分間休み時間をのばすね」

 

そう言って、休み時間分は子どもたちに返してあげましょう。

 

子どもの人権を守るとはそういうことです。

 

 

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以上、学級経営の基本中の基本である「子どもの時間を守る」ことについて書いてきました。

 

中には、こんな風に感じられた人がいるかもしれません。

 

子どもの時間を守って、学級経営はうまくいくのか?

 

そうですよね。

 

子どもをうまく動かしていくことには直接関係のないことかもしれません。

 

しかし、今回書いた「時間を守る」ということに関して、私は「学級経営以前の人権問題」であるという意識を持っています。

 

こういった「授業」や「生徒指導」という子どもと直接かかわる部分の前に、「人と人」という関係性をより確かなものにしていく意識が教師にとって必要だと思うからです。

 

直接、あなたの学級経営を変えることはないかもしれませんが、少し意識してみることでこれからの先生生活に少し違った意味づけができるかもしれないと思ってまとめました。

 

あなたの感想、思っていることを教えていただけると嬉しいです。

 

それではまた!!

 

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