さすらい先生のHappy Life

先生であり、パパであり、男であり、ヒトである。みんながHappy Lifeを送れるように発信してみます。

【核心】先生たちがブラックであるたった1つの理由

学校現場や先生たちの仕事が「ブラック」だと言われて久しい昨今。

 

実際に働いている私自身もおおよそ近い考えを持っています。

 

完全に「ブラック」かと言われると、「そこまでかなぁ」と思いつつも、

 

でも「ホワイト」ではないことは間違いないでしょう。

 

今回は、9年間働いてきた私が、なぜ「学校現場」が「ブラック」であるかというたった1つの理由を説明します。

 

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【学校現場が「ブラック」である理由】

・子どもが好き

・子どもと楽しく生活したい

・子どもの成長に携わりたい

 

そう夢や希望を持って先生になる人が多い学校現場がここまで「ブラック」になっている理由は1つだけだと思っています。

 

それは、

 

「自己決定」ができなさすぎるから

 

です。

 

「自己決定ってどういうこと?」

「それができてないとは?」

 

ということについて説明していきます。

 

【自己決定とは】

その前に、まず「自己決定」とはどういうことかをおさらいしましょう。

 

といっても、読んで字のごとくですが、「自分で何かを決める」ということですよね。

 

あなたは、普段の生活で「自己決定」していますよね?

 

・今日はこの服を着よう!

・朝ごはんはご飯と味噌汁にしよう!

・この休みは旅行に行こう!

・今年の夏は沖縄に行こう!

 

などと。

 

この、「自分の行動を自分で決める」という行為を「自己決定」と言います。

 

ここで大事なのは「自分で決める」ということです。

 

なぜなら、「自分で自分の行動を決める」ことで「幸せ」になれるからです。

 

メンタリストDaiGoさんのYoutubeではこんなことが言われていました。

 

「さまざまな研究によると、自分の人生を自分の力でコントロールできているという実感がある人は、そうでない人に比べて幸福度が高いし、幸せだし、仕事のモチベーションが上がるということがわかっている」

 

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【先生の自己決定の現実は】

では、先生たちはどれくらい「自己決定」ができているかどうかというと。

 

先生たちの自己決定は皆無に近い

 

そして、これがどんな結果をもたらすかと言うと、

 

先生たちは幸せにはなれない

 

そして、最終的には

 

「ブラック街道まっしぐら」

 

ということで、今の学校社会の完成ということになっているわけです。

 

【先生たちの仕事とは】

基本的には「子どもと授業をする」というのが先生の仕事です。

 

しかし、この「授業をする」という仕事自体も

 

・指導要領で決められた内容

・決められた教科書

・決められた実施時期

・決められた評価項目 での評価

 

という状態です。

 

先生たちが「自己決定」できるといえば「この1時間をどう授業するか」という最後の最後だけです。

 

しかし、これもあくまでも「指導書」という先生用の教科書を少しだけアレンジするという程度にすぎません。

 

とても「自己決定している」といえる状態とは程遠いでしょう。

 

他の仕事にしてもそうです。

 

・今まであった行事を今年も同様に取り組む

・決められた出張に行き、決められた書類を作成させられる

・決められた時期に家庭訪問に行く

・決まった通知簿に決まった様式で評価させられる

 

本当に自己決定などどこにもないわけです。

 

そして、最近そのブラックをより「ダークブラック化」するかのように、

 

・書類がどんどん増える

・教科がどんどん増える

・クレームが増える

 

といった状況が起きています。

 

これは危機的状況だと私は判断しています。

 

このままでは先生たちはどんどん疲弊し、乱れたメンタルで子どもに教育したり、

 

先生同士で足を引っ張ったりすることが容易に想像できるからです。

 

 

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では、この「ダークブラック化」している学校現場をどうすれば明るく、幸せに生きていけるのか。

 

それは「自己決定」する場所をいかにたくさん作れるかということにかかってきます。

 

次回は、その「自己決定ポイント」を具体的に探ってみたいと思います。

 

これからも、先生たちがよりハッピーに生きられる学校を作れるよう発信を続けていきます。

 

それではまた!