【先生の働き方改革】週案作成を5倍速にする方法
週案の提出って義務付けられてますか?
出しても出さなくても、本来どちらでも良いもののはずですが、私の学校は出すのが「当たり前」となっているのが週案です。
現任校が3校目ですが、今までの学校全てで「週案を出すのは当たり前」でした。
地域によっては週案を出さなくても良い地域もあるみたいですね。
今回、その週案作りにかかる時間を5分の1にすることに成功したテクニックを紹介します。
(みんなやってるのかな?いや、私の周りでは見たことがないな…)
ちなみに、先日の木曜日はみんな週案作成をする日となっている我が校でしたが、となりの先生が来週の6時間分くらいを書いた時点で私は終わりました。
まず、「週案」についての私なりの考え方を整理しておきます。
【週案についての考え方】
・乾きもの仕事であるから一気にやればよい
さる先生(@saruesteacher)の仕事論「生もの仕事」と「乾きもの仕事」で考えると、週案作成は「乾きもの仕事」です。
別にいつやったって変わりません。
それならば、早め早めの準備を整え、いつでも週案作成できる準備をしておきましょう。
・予定であるから、変更は全然構わない
週の予定をすごく考えたり、悩んだりして時間をものすごくかけている人がいます。
しかし、授業の進み具合や突然のことなどで時間割は色々と変更があるものです。
立てた予定は変わるものだと割り切って考えましょう。
時間をかけてもかけなくても予定は変わるものです。
・出せと言われているから出しているだけで、高い質を求める必要なし
自分がこだわって書いている通信やワークシート、ブログや手紙などなら、こだわって納得いくもの、質の高いものを書きたいですよね。
でも週案って出せと言われるから、しょうがなく出しているだけのものです。
本来なら、教師1人1人が予定を把握し、一通りを指導し終えられたら週案なんて必要ないもののはずです。
なのに、出せと言われるから出しているわけですよね。
ですから、それなりに1週間分のマス目を埋めて出せば十分OKというわけです。
とやかく、そして細かく言ってくる教務や管理職はほっとけばいいんです。
週案は高い質である必要は全くありません。
埋めて出せば十分OKです。
このような考え方のもの、週案を一瞬で作り終える手順をご紹介していきます。
【週案作成の手順】
①週案メモを作成する
②時間割にそって教科を入れる
③予定を確認して必要なものは変更して入れていく
③入れた教科に沿って週案メモからコピペして貼っていく
この4ステップで完ぺきです。
私の週案作成は約5分ほどで終わります。
それではこの4ステップを具体的にみていきます。
①週案メモを作成する
これは完全に「乾きもの仕事」です。
学期始めの長期休みや土日などを使って一気に週案メモを作成します。
週案メモとは、学期ごとに行う教科の指導内容全てを打ち込んだエクセルデータのことです。
私は長期休みなどを使って一気に仕上げてしまいます。
この時間はかかりますが、先行投資です。
これができれば、学期中の仕事は一気にスピードアップできます。
週案メモは週案を作成するのに使う枠と同じものを使用し、「国語」「算数」などとページを分けて枠を作ります。
そこに、指導書を1時間ずつ抜粋しながら、打ち込んでいきます。
下の写真は3年3学期の理科の内容です。このように「単元名」「時間」「目標や内容」を打ち込みます。
これを全教科で作成してしまうのです。
これができれば準備は完了です。
②時間割にそって教科を入れる
あとは、学期が始まり、週案作成が必要になれば今まで同様、週案作成のページを開きます。
そして、同時に①で作成した「週案メモ」も開いておきましょう。
時間割があると思うので、その教科名だけを1週間分全て打ち込みます。
時間割通りなので、悩む必要もありません。
この教科の一覧も事前にコピペできるページを作っておくとより高速作業ができます。
③予定を確認して変更が必要なものだけ修正する
あとは、週予定を確認しながら、さらに授業での進み具合や自分のやりたい教科などを先ほどの教科名のところに手を加えていきます。
そして、教科名だけを入れた1週間分の枠が完成です。
ここまでくれば週案作成作業の9割は終わっています。
④入れた教科に沿って週案メモからコピペする
「週案メモ」からコピー&貼り付け、コピー&貼り付けを繰り返して週案のますをうめていくだけです。
見るみるうちに週案は5分で完成です。
この方法、もうお気づきかと思いますが、はじめの「週案メモ作成」以来、指導書を開く必要が全くありません。
ですから、普段の週案作成にかかる時間を一気に短縮できるというわけです。
いかがだったでしょうか。
週案作成は「乾きもの仕事」です。
時間をかけず、体裁だけを整えて出せばOKなものです。
今回紹介した方法で、一気に時間短縮を図りましょう!
そして、自分の時間、家族の時間を作り出し、より一層人生を豊かにいきてきましょう。