【目標設定の仕方】子どもに自信をつけさせる目標設定とは?
学校って何かと「目標」を立てさせることがありますよね。
・運動会に向けてのめあて
・3学期の学習や生活の目標
・夏休みの生活のめあて
などなど。
こういった目標ですが
「目標を立てはいいものの、それっきり」
「最後に少しだけ振り返りをさせて終わり」
なんてことも往々にしてあります。
私自身、周りの先生が「◯学期のめあて」みたいなのを毎回やっていたから、
「自分もやらないといけないのかな?」なんて、それをマネて続けてきました。
しかし、今はこの「目標設定」「目標についての考え方」が自分なりにハッキリしてきました。
今から述べるポイントは学校はもちろん、家で子どもと話す時、さらに自分自身にも当てはまることだと思います。
ぜひ、実践してみてください。
【自信がつく目標設定のさせ方】
①具体的な数字を入れる
よくありがちな目標は
「たくさん勉強してテストでいい点を取る」
「練習をがんばってリフティングがうまくなりたい」
みたいな漠然としたものです。
これでは、目標を立てている時は「いい気持ち」になっているものの、
その後は目標を忘れてしまい、ただ「立てただけ」になりがちです。
そうならないよう、
・「漢字テストでは毎回90点以上をとる」
・「リフティングを100回以上できるようになる」
など、具体的な数字で目標を立てさせましょう。
そうすることで、自分の具体的な姿が想像でき、その後の行動にもつながります。
②目標とセットで「行動」を決める
上記の①で「具体的な数字」を決めた後、ここでは目標達成のための具体的な「行動」にも着目させます。
「漢字テストで毎回90点以上をとるために、毎日1ページ漢字練習をする」
「リフティングを100回以上できるようになるために、毎日30分練習する」
といったように「数値目標」と「具体的行動」をセットにすることで、生活レベルにまで目標を落とし込むことができます。
③期間を明確にした目標を立てる
その目標も「期間」を決めるとより具体的なります。
学校なら
「3学期末までに」
「1月中に」
「◯年生の間に」
など目標達成の期限を決めさせます。
そうすることで、期限の終わりから現在までを逆算することが可能になるのです。
「3月までにリフティング100回目指すなら、1月中には50回はクリアしたい」
「3学期の間に読書30冊目指すなら、この1週間で3冊は読むぞ」
など、期限があることでより一層具体的な目標設定と行動が決まってきます。
④複数の目標を立てる
とは言っても、その目標が実際に達成できるかどうか、それはやってみないことには分かりません。
もしかしたら目標が達成できないこともあるでしょう。
適当に立てただけなら、目標が達成できていなくても何ともないですが、より具体的な目標設定なら、達成できないとショックも大きくなるでしょう。
そのため、目標はいくつか立てておくとよいでしょう。
3つの目標のうち、2つがダメでも1つ達成できればそれを大いに褒めることで子どもの成長につなげられるからです。
【何のために目標を立てるのか】
目標を達成することが目的ではないはずです。
子どもたちに伝えたいこと、それは
・目標を立てて、それに向かって行動すること
・具体的な行動を起こすことで成長できること
・成長できる自分は素晴らしいということ
・これから先も正しく目標設定と行動で様々な課題はクリアできること
を伝えたいのです。
そして、それらを知ることで
「子どもの成長につなげたい」
それが我々、大人の願いであり、仕事だと思っています。
折に触れて子どもに目標設定させることが多い学校現場。
その目標をより意味あるものにするため、共に実践していきましょう。
お家で子どもと接しておられる大人の方。
子どもと目標について話すことで、子どもの成長を一層加速させていってください。
感想、ご意見などありましたら、遠慮なく教えてくださいね。
それでは、今日の良い1日を!