さすらい先生のHappy Life

先生であり、パパであり、男であり、ヒトである。みんながHappy Lifeを送れるように発信してみます。

【授業中の一工夫】どんどんスマホを使おう!

授業中にスマホは使ってはいけない。

学校でスマホを出してはいけない。

 

なんだか「学校」と「スマホ」ってそんな風に犬猿の仲みたいなイメージありませんか?

 

私自身ずっとそうでした。

 

学校でスマホが鳴ってすごく気まずくなる。

先生が「正直に出しなさい」と静かに語りかける。

誰もださずイヤ〜な空気が教室を支配する。

 

そんな光景が昨日のことのように目に浮かんできます。

 

しかし!!

 

もうとっくに時代は変わっているということを、まずは先生がしっかり自覚しまししょう。

 

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スマホはどんどん使うべきです。

 

どんどん使ってスピードや質を上げていくべきです。

 

いまや誰もが手にしているスマホを「出してはいけない」なんて目で見ているのは、とっくに時代遅れだということを自覚しましょう。

 

では、どうやってスマホを使えば良いのか?

どのように使えば質を上げられるのか?

 

私が実践している方法を3つ紹介します。

 

 

【授業中のスマホ活用方法3選】

①デジカメ的活用

まずはスマホの写真機能を駆使しましょう。

 

・ノートをみんなに見せる

ある子のノートの書き方や解き方をみんなに見せたい時ってありませんか。

 

実物投影機に写すというのも1つの方法ではありますが、わざわざ実物投影機を立ち上げ、そこに持っていき、映るように置き…は面倒です。

 

そんな時に活躍するのがスマホです。

 

いつもモノを撮るときのようにいくつかのアングルで撮り、スマホをテレビにつなぐだけです。

 

しかも写真のズームも超簡単ですよね。

 

・図工作品をみんなで見合う

絵画なら黒板にズラーっと貼ればみんなで鑑賞ができます。

 

でも、粘土や段ボールなどの立体作品ってなかなか鑑賞が難しかったりします。

 

そんな時はスマホの出番です。

 

私は粘土工作をした際、いろんなアングルから写真を撮り、それをテレビに映してみんなで鑑賞し合いました。

 

作品を作った子は前に出てきて頑張ったところを言います。

 

それに合わせて私は写真を動かしたり、拡大したりするだけです。

 

図工の授業中には大活躍します。

 

・理科の観察をする

花の芽が出てきたり、成長の様子が見られたり、大きくなってきたのが分かったり。

 

そんな場面をみんなで見て学習することがあります。

でも、それが「休日だった…」「今日は雨で外に行けない…」「教室に持ち込むのはちょっと…」なんていう悲劇も日常茶飯事ですよね。

 

もしくは、観察したいのだが花の中だからみんなで見るのには見にくい、そんなこともよくあります。

 

そんな時に大活躍するのがスマホです。

 

みんなに見せたいところをアップで写したり、変化がわかるように何枚か写真を残せばいいのです。

 

後からでもそれを見ながら全員で学習ができます。

 

②ビデオ的活用

子どもたちに動画を見せたい場面もいくつもありますよね。

 

・マットや跳び箱運動のフォーム

「前転する時は後頭部をついて!」

「跳び箱を後ろに押す感じで!」

 

そんな風に説明しながら、どうも伝わっていないと感じている。

 

そんな授業、よくしていませんか?

 

いくらジェスチャーをつけたり、やって見せたりしてもなかなか伝わらない。

 

そんなことよくあると思います。

 

でもそりゃそうですよね。

 

聞いてもなかなか子どもってイメージできないものです。

 

そんなクドい説明するより、上手な子のフォームを横から、前からといろんな角度から撮って、それをみんなで見ましょう。

 

そうすれば何度も巻き戻したり、スロー再生したりもできます。

 

見て欲しいところをアップにすることもできます。

 

先生の説明の数十倍は効果があるでしょう。

 

・二重跳びの仕方のフォーム

二重跳びがしたいけど、なかなかできない。

 

低学年や運動の苦手な子には多い悩みの一つです。

 

でも、二重跳びができない原因は手の回し方や足の上げ方、体の使い方など、いろいろなところにあるものです。

 

でも、跳び箱同様、先生が説明してもなかなかできるものではありません。

 

そんな時は、その子の「できていないフォーム」を見せてあげましょう。

 

すると、できている子との比較ができ、自ら修正をしていけるようになります。

 

良いフォームとそうでないフォームの比較が簡単にできるというのもスマホの良さの一つです。

 

・理科の「変化」を観察する実験

4年生理科の「もののあたたまり方」や5年生の「もののとけ方」など、時間をかけて変化を観察する、という実験があります。

 

それらを実際に見ながら確認するというのは必要なことですが、それを同様にスマホで動画撮影しておくことで、後から復習したり、確認したりするときにとても便利です。

 

欠席者がいても確認できたり、時間がかかるものの変化などでは、その動画を見て観察するという方法も可能です。

 

スマホで撮った映像はスローや早送りなどが自在にできます。

 

様々なアプリを使えば、もっと幅広い使い方ができるでしょう。

 

ぜひ、スマホを使ってものの変化を見てみてはどうでしょうか。

 

③教材DVD的活用

NHK for Schoolには超良質な教材映像が揃っています。

 

正直、それを見れば授業でまとめなんかしなくてもOKかも…なんてこともしばしばです…汗

 

でも、パソコンでその映像を見ていても、実際に子どもたちにそれを見せてやるのは一苦労です。

 

その都度パソコンルームに行くのも面倒ですしね。

 

そんな時はスマホを使いましょう。

 

スマホNHK for Schoolのアプリをダウンロードし、それをテレビに映すだけです。

 

理科教材でいろいろなDVDが数万円で教材屋さんで売られてますが、全く必要なしです。

 

はるかに質の良い映像をスマホ1台で全員と共有できるのですから。

 

使えるものは使って良い映像をどんどん見せてあげましょう。

 

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スマホを使うことで教育効果を何倍も挙げられる】

以上、説明してきたようにスマホを使うことで

・気楽に
・簡単に
・鮮明に
・要点を

子どもたちに見せたり、示したりすることができます。

 

先生が絵を描いたり、一生懸命説明したりすることなく、従来の教育をはるかに超える効果がそこには見られるでしょう。

 

今や、スマートフォンが全世界中に普及しています。

 

そんな時代に、時代錯誤の古ぼけた考え方でスマホを蔑視していてはいけません。

 

遠慮なくスマホを使い、明日から子どもたちとの授業をより質の高いものに変換していきましょう。

 

あなたのスマホ活用術、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

 

それではまた!

 

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